【FX/CFD投資 週次報告-83】25年4月28日~5月2日の運用実績

FX

みなさんこんにちは。atabowsです。現在atabowsは、FXでスワップ系(高リスク、低リスク)及びFXとCFDでリピート系の投資を行っています。

2006年よりFXを始めてはや十数年、ようやく2022年から今の投資スタイルに落ち着きました。それぞれの投資方針やKPIについては別のブログにまとめています。

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今回は、25年4月28日~年5月2日FX/CFD運用実績について報告します。

本稿の目的は下記となります。

  • 今週の運用実績を軽く振り返っておきたい
  • 運用実績が運用方針やKPI、月次報告に記載の方針に沿っているか確認したい
  • 毎週の振り返りの中で運用方針との偏差を確認し、翌週の運用方針に反映する

FX投資の詳しい投資方針&KPIについては、こちらのリンクを参照してください。

atabowsの実際の設定内容については、こちらのリンクを参照してください。

スワップ系の投資方針については、こちらのリンクを参照してください。

リピート系(FX)の投資方針については、こちらのリンクを参照してください。

リピート系(CFD)の投資方針については、こちらのリンクを参照してください。

2025年前半(1~6月)の運用方針については、こちらのリンクを参照してください。

それでは、本稿の目次は下記となります。

  1. 運用実績(未使用率、運用益)
  2. 口座資産(評価損益、口座清算価値、総資産)
  3. リピート系/安定性の確認
  4. 運用状態
  5. まとめ
  6. おまけ(損出しのポテンシャルに関する検証)

運用実績(未使用率、運用益)

それでは、まずは今週の運用実績を見ていきましょう。

今週、スワップ系(新興国)のTRY/JPYに関して、損出しを実施しました。その影響で未使用率や口座資産に大きな動きがあります。

atabowsは、スワップ系に関しては、ヒロセ通商で新興国通貨のTRY/JPY、MXN/JPY、ZAR/JPY(以下、スワップ系(新興国))、GMO外貨の外貨exでUSD/JPY(以下、スワップ系(USD))の取引をしています。また、リピート系に関しては、松井証券でFX(以下、リピート系(FX))、GMO外貨の外貨exCFDで日本225のCFD(以下、リピート系(CFD))の取引をしています。

まず最初に、未使用率を確認しておきます。

スワップ系は31.0%、リピート系全体では36.1%、その内訳としてFXは40.3%、CFDは30.7%、合計では34.6%となり、いずれもKPIをクリアしています。

先週と比べて、スワップ系が▲5.6%、合計が▲1.5%と減少していますが、これは損出しを実施した際、TRY/JPYの想定安値を3.0円から2.5円へと下げたことが影響しているためで、安全側の対策ですので、未使用率が減っていても全く問題ありません。

注:スワップ系の未使用率はヒロセ通商での取引分(新興国)のみとなります。外貨exで取引しているUSDの分は、ストップロスを設定した取引を行っている関係上、未使用率による管理はしていません。

次に運用益です。今週のスワップ系とリピート系の合計運用益は、44,139円となりました。直近の4週平均と比べます。

スワップ系に関して、4週平均比91%の27,029円となりました。今週はやや平均を下回っています。

リピート系に関して、こちらは4週平均比60%の17,110円と、4月の乱高下が落ち着いて、一旦小休止となりました。

この結果、合計でも4週平均比76%と平均を大幅に下回る結果となりました。但し、今年に入ってからの平均がおよそ43,000円ですので、今週も年平均並みの結果を出すことができました。

金額ベースでは、週間利益の目安である33,000~43,000円*のレンジを若干ですが上回る結果となりました。実際は、損出しによって週間目安の上限が47,000円から43,000円に下がったことも影響しています。

*注記:運用益合計の目安は総資産に対して月利1.5~2.0%を週ベースに換算した金額となります。

取引口座別の週間利益の推移を棒グラフに、直近3ヶ月(13週)の平均を折れ線グラフに表します。

直近3ヶ月(13週)の平均に関しては、短期的には上下動(好不調)を繰り返しながらも、長期的には右肩上がりになっていくことを期待しています。

口座資産(評価損益、口座清算価値、総資産)

評価損益、口座清算価値、総資産も確認しておきます。こちらはある程度長いスパンで比較したいので2025年初時と比較します。

atabowsは、評価損益をはじめとする資産額はKPIの対象にしていませんが、やはりマイナス評価よりプラス評価の方が嬉しいですよね。取引会社毎の評価損益の内訳等については、月次報告でまとめていきたいと思いますが、週次報告では評価損益の合計を確認しておきたいと思います。

評価損益は、各取引口座の為替差益と、ヒロセ通商の未実現スワップポイントの合計金額となります。集計時点における未実現スワップポイントは、損出しによる吐き出しの影響もあって112万円でしたので、為替差益は49万円(161万円-112万円)とプラスになりました。これも損出しの影響によるところが大きいです。

毎週繰り返しになりますが、為替はコントロールできないですし、為替差益がマイナスになる時期もありますが、スワップポイントは着実に積みあがりますので、淡々と投資方針に従いながら継続運用していきたいと思います。

注記:総資産とは、口座資産と未実現スワップポイント(SWP)の合計を指します。ヒロセ通商の場合、SWPは毎日口座に反映されるのではなく、ポジションをクローズした場合、もしくはSWP振替を選択した場合にまとめて口座に反映されます。

リピート系/安定性の確認

2024年以降の運用利回りを見ると、総じてリピート系の利回りがスワップ系の利回りより低いことから、リピート系の運用利回りの改善を図るために考察していきたいと思います。

ここで、リピート系投資において運用益を上げるための要素としては、下記の3点がポイントとなります。

  1. ボラティリティがある(日々の細かい値動きを刈り取る手法につき)
  2. 1回あたりの取引単位数量が多い(運用益は単位数量に比例するため)
  3. 設定レンジ内にてレート(株価)が推移する(レートが仕掛け内に無いと約定しないため)

このうち、#1は相場次第で自身ではコントロールできません。#2は運用資金次第、ということになりますが、atabowsは運用方針で未使用率のKPIを規定していますので、それを守る必要があります。

一方で、#3はレート(株価)が設定レンジ内、それもできるだけ中心部にあるほうが運用に安定感があるといえますし、状況を見ながら、次にどこに優先的に投資資金を回せばよいかという目安にもなります。そこで、ここではリピート系の各取引においてレート(株価)がどのような状態にあるかを、5段階評価(シグナル判定)にて確認してきたいと思います。

なお、それぞれの取引における評価基準は下表となります。

取引名評価5評価4評価3評価2評価1
FXレンジの
中心50%内
レンジの
中心75%内

レンジ内
レンジ上抜けレンジ下抜け
CFDレンジの
中心50%内
レンジの
中心75%内

レンジ内
レンジ上抜けレンジ下抜け

それでは、今週の状況を見てみましょう。

今週は、全ての為替レート/株価において評価5となりました。一方、EUR/JPYなど一部の為替に関しては、実勢レートが設定を解除した上値範囲に迫る勢いですので、近々設定の見直しが必要になるかもしれません。

運用状態

本編の最後に、上述の未使用率及びリピート系の為替レート/株価が設定レンジ内で推移しているか等を総合的に判断することで、運用状態がどうなっているか確認をしておきます。

運用状態の定義については、2025年前半(1~6月)の運用方針を参照してください。

運用状態
  • 未使用率:全ての対象が30%以上、但し合計が35%未満である(要対策期)
  • リピート系:為替レート、日経225の株価供に設定レンジ内(評価5)である(安定期)
  • 以上により、運用状態は要対策期である

現在の判定基準では、レンジ内(評価3以上)に入っていれば安定期としていますが、今回の乱高下を経験して、評価3を安定期とするのは違和感を感じましたので、2025年後半の運用方針を作成する際、見直しをしたいと思います。

まとめ

最後にまとめとして、今週の総括および翌週の方針です。

来週も、トランプ大統領の関税政策の影響を受けて相場の急騰・急落が予想されますので、安全運転を心がけていきたいと思います。

今週の総括

  • 運用状態は要対策期である
  • 未使用率に関して、スワップ系は31.0%、リピート系は36.1%、リピート系の内訳としてFXは40.3%、CFDは30.7%、合計では34.6%と、いずれもKPIをクリアしている
  • 運用益に関して、合計では44,139円となり、目安のレンジ(33,000円~43,000円*)のレンジを上回る結果となった
  • リピート系の5段階評価に関して、全て評価5となった
  • 5月の累計運用益は、22,065円となった

翌週の方針

  • スワップ系に関して、
    • 今週は建玉の追加は実施しない
  • リピート系に関して、
    • レンジ内の追加設定は実施しない
    • レンジ外の追加設定は運用方針の通り

*注記:運用益合計の目安は総資産に対して月利1.5~2.0%を週ベースに換算した金額となります。

投資は自己責任でお願いします。

おまけ(リピート系(CFD)の未使用金に関する検討)

atabowsは、FX/CFDによる取引を長期資産運用の一環として行っています。そのためには、

  1. 持続可能であること(とにかく退場にならないこと)
  2. 再現性があること(安定してフロー収入が得られること)
  3. 充実した取引ができていること(ワクワクする取引手法であること)

がとても重要になってきます。そこで、ここでは毎月様々な切り口で、運用方針の見直しにつながるような検証していきたいと思います。

というわけで、今回のお題は『リピート系(CFD)の未使用金に関する検討』としたいと思います。

過去の検証内容は、こちらの巻末に一覧があります。

背 景

25年4月の月報で報告しましたが、トランプ大統領の関税政策による混乱により、atabowsも多少なりとも影響を受けました。その中で、リピート系(CFD)の想定安値を変更しようとしたのですが、取引余力が不足して思ったレートに変更することができませんでした。

そこで、ここではどれくらいの未使用率が必要なのか検討していきたいと思います。

5/3時点の取引状況

まず最初に、5/3時点の取引状況を確認しておきます。前提条件として、現時点の想定安値は25,000円ですが、週足終値の実勢レートが30,000円を下回った時点で想定安値を22,000円に変更する、という取引方針を定めています。

それでは、さっそく各パラメーターを確認していきたいと思います。下記の金額、建玉数には未約定だが設定済みの分も含まれています。

  • 口座残高(a):2,458,341円
  • 設定済建玉数(b):12.3枚
  • 平均建玉値(c):37,348円
  • 想定安値(d):25,000円
  • 変更後想定安値(d’):22,000円
  • 必要金額(e):1,703,644円(想定値。外貨exの使用中証拠金から設定済み未約定建玉分を加味)
  • 実勢レート(f):37,215円(5/2終値)
  • 評価損益(g):▲16,359円:((f)-(c))x(b)x 10
  • 取引余力(h):738,338円:(a)- (e)+(g)
  • 想定安値変更に必要な金額(i):369,000円:((d)- (d’))x(b)x 10)

(h) > (i)により、現時点の実勢レートであれば、想定安値を22,000円に変更できることが確認できました。

実勢レートが30,000円になった場合の状況

次に、実勢レートが30,000円になった場合のケースを確認していきます。こちらも下記金額・建玉数には未約定だが設定済みの分も含まれています。

  • 実勢レート(f’):30,000円
  • 評価損益(g’):▲903,804円:((f’)-(c))x (b)x 10
  • 想定安値変更に必要な口座残高(a’):2,976,448円:(e)+(i)-(g’)
  • 未使用金(j):1,272,804円:(a’)-(e)
  • 未使用率(k):42.8%:(j)÷(a’)x 100
  • 不足金額(l):518,107円:(a’)-(a)

以上により、想定安値を22,000円にするためには、未使用率が42.8%必要であることが分かりました。現時点のリピート系(CFD)の未使用率は30.7%とかなり乖離があるので、段階的に対応していきたいと思います。

まず、短期的な対応としては、2025年後半(7~12月)の運用方針で、未使用率KPIを35%に引き上げます。同時に、その他の取引区分や合計の未使用率も見直しをします。一方、この期間内に想定安値を引き下げる必要が生じた場合は、他の取引で蓄えている未使用金を充当して対応します。

差し当たりの対応としては、スワップ系(新興国)のMXN/JPY、ZAR/JPYに充てている必要金額の吐き出しを原資にすることを考えています。もう少し整理して、来週の週報で報告後に実施できればと思います。

次に、中期的(2026年内対応をイメージ)な対応としては、未使用率を45%に設定します。また、これは別の取引区分に対しても適用予定ですが、未使用率KPIは45%以上としたうえで、レンジ内の追加設定は、設定後の未使用率が50%以上の場合のみ対応可とします。そして、4月のように相場が暴落してレンジが外れた場合は、未使用率45~50%の資金を使って対応できるように考えています。

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